置頂文

オトノハ by 櫻井翔 Vol.197 取材後記

Vol.197

「取材後記」

どうも。

僕です。

九州での仕事だったため、嵐JETの機内にてこれを書いております。なう。


新型コロナウイルスの影響が様々なところへ広がっていますね…。

休校中のみんな。
休校中の子を持つ皆さん。
全ての方々に影響が及んでいます。

自分たちがいま出来ることを、出来る最大の形でお届け出来たらと思いながら、日々の収録、撮影に臨んでいる次第です。

どうか楽しんでもらえたら…。そんなことを、より強く感じる日々です。


さて。

3月9日のnews zero。

常磐線の双葉駅が再開されるとのことで、本来そちらから中継の予定でした。

沢山の関係者にご協力頂き、駅前からの中継予定だったのですが、このタイミングでは難しく断念。

震災以来、毎年続けていた現地からの中継を行うことが出来ず、残念な限りです。

中継終わりには、いつもお世話になっている役場の方々と一献交えるのが恒例でしたので、そちらも叶わず、残念な限りでした。


そんな中の取材後記。番組ではお伝え出来なかったところを。


取材させて頂いたガソリンスタンドでは、小薬さん、そして先輩の吉田さんにもお話を伺っておりました。


櫻井
「双葉駅が再開すると大きな一歩を踏み出す一方で、住宅街には未だ明かりは灯らない状態ではあります。
この9年という時間をどのように感じていますか?」

吉田さん
「踏み切りの音が聞こえたんです。
9年間聞くことのなかった踏み切りの音。

非日常が日常になってしまった中、9年前に聞こえていた音が聞こえたことは、感激しましたし、何よりも大きな励みになりました。」



双葉駅前からの中継が叶えば、どうしてもお伝えしたかったエピソード。

オンエアは出来なかったので、こちらに記すことと致します。


改めて冒頭へ。

新型コロナウイルスの影響が広がる中、我々の仕事は…

"出来るか出来ないか分からないから、やらない。"

ではなく

"出来ることを前提として、いま準備出来ることをやる。"

しかありません。


そんな日々を過ごしております。


日常が一日も早く戻ることを願って。


僕らただただ黙々と。
想像の向こう向こうへと。

2020年3月15日
櫻井翔

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